『音楽を人に教えるときに、一番伝えたいことは何か?』
それは、大きく二つだと思います。
一つ目は、まぎれもなく《音楽という芸術の素晴らしさ》
しかもこれを正しく伝えることは、指導者の果たすべき大きな役目だと思います。
<どんな音が美しい音なのか?>を伝えること
”肌で感じ、心の耳でそれをキャッチできること”は、
たとえその人が将来、音楽を専門とする人にならなくても、
音楽のお陰で一生豊かな日々が送れることや、
周りにいる人をも幸せに出来ることに繋がると思います。
<音を作る行程を味わう>
作曲家が遺した偉大な遺産に触れながら、
音を作り出す丁寧な行程の大切さを学ぶことは、
”本当に価値あるもの”は、
すぐには成就せずとも”真の強さと美しさを持つ”ということを学び、
そのことは一生の財産になるでしょう。
二つ目は、《自分を表現することの素晴らしさ》だと思います。
自分を信じる力を育てること、
自分の気持ちに自信を持ってそれを表現していくこと、
演奏とはその営みだと思います。
”音楽の学び”は、
独りよがりではではなく、他も受容しながら生きていくための沢山の力を
私達に与えてくれます。
自分を信じる力を持っている人は、
やがて周りの人を勇気づけたり、
周りを笑顔にしたり出来るでしょう。
音楽を教えることも教わることも、それは”幸せ”を生みだすことなのですね!
さて、ここで重要になってくるのが、音楽指導における<言葉がけ>です。
「あなたの気持ちの中には素敵なものがあって、
それが音で表現できることはとても素晴らしいことなのだよ!」
と声がけをしてあげる事は、その”幸せ”を作るためにとても大切なことだと思います。
もっと言えば、自己肯定感を体の中に持っている人は、
舞台においても音楽に突き進んでいけます。
上手く演奏できることは、その人を置き去りにして、うわべだけが整った演奏ではありません。
指導者も周りの人間もそのことをしっかりと分かって、寄り添ってあげたいと思います。
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さて、この<言葉がけ>のために、
スポーツ界で行われている「ペップトーク」は、
音楽の世界でも取り入れ用いられるべきと私は思っています。
昨年秋に企画開催した「言葉と音楽の力〜心に響く音の力〜」は、
まさにそんな気持ちから発生したコラボレーションイヴェントでした。
「音楽においても、
言葉がけにおいても、
”言葉”の持つ力には、
人生を左右するほどの大きな力がある」
ことを会場の多くの人々と分かち合う公演になりました。
<公演内容>
日本ペップトーク普及協会会長 岩崎由純氏による「講演」
小島裕子との「対談」
小島裕子によるソプラノ独唱
[対談]岩崎由純✖️小島裕子
このイヴェントは、
音楽関係者をはじめ、教育関係者、理学療法士やスポーツ関係者など
様々な分野の方から多大な反響をいただき、
終了後にいただいたアンケートには、
第2弾の開催を望む声が、数多く寄せられました。
岩崎由純氏、応援に駆けつけてくれたあだちせつこ様、
そのほか関係者の皆様には心から感謝の気持ちで一杯です。
sop小島裕子 pf小島礼子
実は、この時のことがきっかけで、
この春、【音楽を教える人のためのペップトーク】が開講されることになりました。
最後にそのお知らせをさせて頂きます。
【音楽とペップトーク】
この二つには、実は深い繋がりがあります。
ペップトークを取り入れたり、
ペップトークを意識することによって、
より音楽の感動を伝えることができるでしょう!!
私は、ナビゲーター役を務めさせて頂きます。
”音楽界にスポーツ界のペップトークがついにやって来る”という画期的なセミナー
ぜひ皆様、ご参加下さいませ!
※お申し込みはこちらメールフォームから簡単にして頂けます。
今回は先着50名様のみの受け付けとなっております。
また終了後は講師を囲んでのランチ会も予定しておりますので
岩崎先生とお話ししてみたい方、奮ってご参加下さいませ。
小島裕子
▷FBイヴェントページはこちら
www.facebook.com/events/588786778260736/