Salon.K MUSIC BODY METHOD (SMBM)セミナー
本日2015年4月22日 Salon.Kセミナーを開催いたしました。
毎月1回の開催ですが、回を重ね、今回で22回目になりました。
初回から積み重ねてこられた方の「意識と演奏の変化」は言うまでもありません。
身体への集中力に変化が見られ、身体と演奏を繋げていくことで音楽がより豊かに変わっていくことを
実体験して下さっています。
仲間とともに考え、「音」に向かう貴重な時間を確実に重ねることができていると思います。
また最近では、他では解決できなかった『手の悩み』をもってきて下さる方も新しく増えています。
故障した部分のみを考えるのではなく、まず身体全体に意識を向けて、身体全体を正しく使って演
奏することを学んでいくご指導を開始しました。
解剖学に基づいたピラティスをベースにした音楽家のための身体調整法(Salon.K MUSIC BODY
METHOD)を使ってご指導していきます。
この取り組みを続けていくことで、気が付かないうちに負担がかかってしまっている奏法を自ら解決
していくことができる道が必ず開けてくると私は思います。またそれだけでなく、以前にも増した音楽
表現がきっとできるようになるでしょう。
行程は大きく3段階
・まず身体の修正。
・次に、身体の要となる部分を常に意識できるようになること。
・そして身体の動きをできるだけ身体の中心から行えるようにして、「気持ち」と「出したい音」と「身
体の動き」を連動させていくこと。
長年身に馴染んだ弾き方がありますから、これらの行程は決して容易いとは言えません。
しかし繰り返し行っていくことで、必ず新しい自分と出会えます。
その目標にたどり着くことを楽しみに、一回一回を大切にやっていけたらと思っています。
さてSMBMセミナーは、演奏→身体調整→演奏レッスンの行程で進めています。
演奏は受講生全員が演奏します。
身体調整は、今日はローテーションの3回目。
いわゆる『動きにつながるエクササイズ』編でした。
肩甲骨周り、脊柱のArticulation,脊柱の回旋、などのエクササイズ。
身体調整終了後の演奏レッスンでは、まず確実なる変化が、全員に見られます。
「自由に弾ける!」「呼吸とともに演奏できた気がする」「最初とは明らかに異なり、
やりたい表現ができた」と自分で感じて下さっていますし、それとともに、聴いている他の受講生も、
その場で、短い時間に起こった「演奏者の変化と奏でられる音楽の変化」を肌ではっきりと実感して
います。
大変に嬉しい瞬間です。
声楽の方は、楽器が変わりますから、声の響きがあきらかに変わります。
音楽造りのレッスン時間はいくらあっても足りないと感じますが、
このセミナー受講生はこちらからのヒントをきちんと受けとめて下さって、
次のセミナーまでに個人々で取り組んで来て下さっています。
素晴らしいと思います。
Salon.K代表
小島裕子
☆Salon.K MUSIC BODY METHODについてはこちらをご覧ください。
salon-k.net/