【アンサンブルピアノの魅力】
アンサンブルピアノの魅力は、とても一言では語りつくせないものです。
[声楽]のそれは、深い森にひっそりと息づく美しい深緑の泉のよう…
いつも光りを浴びてきらきらと輝いてる水面。どこまでも透き通った世界…。
[室内楽]のそれは、幸せを幾重にも重ねた豊かな色彩の織物のよう…
ふくよかで喜びと優しさに溢れている…。
どちらも私の心を惹きつけてやまない
愛すべき世界
アンサンブルピアノのリサイタルは、私のライフワークでもあり、
コンサートでは皆さまにまさにそのアンサンブルの醍醐味までも感じていただけたら、
本当に嬉しいことと思っています。
昨年8月〜12月の「ドイツリートの魅力」講座(全5回)では、
“歌曲における伴奏パートが如何にやり甲斐のあるものなのか”を、
お話しさせていただきました。
大好きな分野ですから、本当に有り難く、嬉しくお話しさせていただきました。
受講生の皆様はずいぶん感心を示して下さり、
「言葉に合わせてこんな風にピアノは弾いていらっしゃるのですね〜!!!
実に面白いですね〜!」
と多くの人が感想を口にしていらっしゃいました。
(この時のご報告はFBに書きましたが、またこちらでもご紹介します)
実は、ピアノを専門にしている人でも、
歌曲ピアノの醍醐味に触れて詳しく勉強する機会は、
ソロピアノのそれに比べると決して多くはないようです。
ましてや、一般の音楽愛好家の皆様がその事に触れる機会は、
ごく僅かではないでしょうか?
とても勿体無いことだと私は思います。
伴奏芸術は大変に奥が深いのです。
そして大変に魅力的な世界です。
ことに『ドイツ歌曲のピアノパートの重要性』は特別なもので、
それぞれの作曲家がピアノパートに託している役割を知れば知るほど、
その膨大な役目に驚嘆してしまうほど・・・。
このような”作曲家に愛されたピアノパート”を弾くことは、演奏家にとって幸せなことです。
歌曲ピアノの魅力を伝えることもまた私のライフワークだと思っています。
2019年4月から開講予定の『ドイツリートの魅力講座ー第2回(全5回)』では、
今回はその伴奏の魅力にさらに迫ってみたいと思っています。
アンサンブルピアニスト
小島裕子
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