演奏と身体

Y.K.MUSIC & BODY METHOD東京セミナー第6回目

先日幡ヶ谷のスタジオで行ないました。

 

また、狭山市のサロンでは第3回目を開催。

次第に仲間が増え、感動の輪が拡がっています。

 

「演奏とボディコンディショニングが実際にどのように関わってくるのか」

レッスンで実際に体験していただくのが一番なのですが、

今日はここに少しだけご紹介してみます。

 

◇声楽Aさんの場合

ボディの簡単なチェックの後に、イタリア古典歌曲を歌って下さいました。

ドラマティックで思いの溢れる歌でした。

 

もっとレガ―トを美しく歌いたい、ヴィブラ―トのコントロール、歌っていて疲れやすい・・・などご自分で課題を明確にしていらしたのは素晴らしいと感じました。

レッスンのポイントとしては、

▪体幹(コア)の意識

▪横隔膜の動きとそれを支えるインナーマッスル

▪下肢の使い方

▪全体のアライメント

などに重点を置き、丁寧にボディコンディショニングエクササイズを行なっていきました。

 

どれもが、これまでに味わったことのない新しい身体の意識の仕方であったにも関わらず、

それを知ることを”喜び”として下さったことで、

レッスン後の歌唱、その効果は素晴らしい変化となって表れてきました。

 

▪フレーズの切り方が自然、音の無いところの音楽が生きている

▪ヴィブラ―トのいらない力みが少なくなり、柔らかく美しく響く

▪余裕のある歌に聞こえる

・・・・・など

パーソナルレッスンですので、全てをここでお話することは控えさせていただきますが、

とても自然に歌えたことを、ご自分でもずいぶん驚いていらっしゃいました。

 

◇ピアノBさんの場合

私は運動は全くダメで・・・と前置きをなさいましたが、

一時間後、ほんの少しのボディコンディショニングで演奏が変わりました。

リスト編曲の華やかな曲を演奏なさいましたが、今よりもっと表現したいのにと思っていらっしゃることが伝わってきました。

 

 

レッスンのポイントは、

▪背中を使えるように

▪股関節の意識と使い方

▪体幹(コア)の意識。身体をどこで支えるのか?

▪体軸の引き上げができるように

 

果たして、レッスン終了後の演奏は?

椅子に座った時の、身体から出て来るオ―ラの違いは明らかでした。

そして、その演奏は、身体を支えるべきところと緩めるところとが働き始め、

背中は演奏に賛同し、

音は確実に、はっきりとした音に変わり、

私は運動は苦手なので・・・と遠慮がちな最初の様子とはうって変わって、

音の変化を自分でも感じて、演奏の矛先が生まれてきそうな予感に満ちていました。

 

どちらも初めてパーソナルで見させていただいた方ですが、大変喜んで帰って行かれました。

 

声楽、ピアノそれぞれのレッスンの様子を少しだけご紹介させていただきました。

 

もちろん、身体が覚えてくれるまで積み重ねていくことの必要性とその重要性は、

言うまでもありませんが、

 

視点を変えて取り組むことで、音や音楽がこんなにも変わってくるということは、

音楽家の皆様にぜひお伝えして、ご自分の可能性を拡げていただきたいと願っています。

 

ご興味のある方は、お気軽にお問い合わせ下さい。

お問い合わせ先:Salon.K   Email:info@salon-k

 

<次回ご案内>

Salon.K主催

Y.K.MUSIC & BODY METHOD東京セミナー第7回目

~身体への視点が演奏力を深める~

3月24日(金) 狭山市

3月25日(土) 東京 幡ヶ谷

セミナー アスピァ