ピアニストのボディコンディショニング

<マイナスをプラスに変える>

 

演奏に真摯に取り組んでいくと、、当然のことながら「姿勢」についても考えることになっていきます。

 

姿勢についてはどうでもよいと考えていらっしゃる方はいないと思いますが、

 

果たして自分が良いと思っている、あるいはこれで良いと感じている姿勢は本当に望ましいのでしょうか?

 

例えば、日頃から腰が反っていて胸を張ってしまう状態が良い姿勢だと感じている方は、ピアノを弾く時も、

 

股関節がうまく使えず、肩甲骨の動きが出にくく、呼吸も上手くいきません。また、逆に腰が後ろに倒れ

 

ていて猫背気味の方は、やはり股関節がうまく使えず、背中や肩の動きは制限され、首にかなり力が入って

 

しまうことになります。

 

そして、特に申し上げたいことは、それらの現象は演奏中の「無意識のストレス」になっているということ

 

です。心の感じるままに演奏したいと誰しも望んでいますが、この無意識のストレスは呼吸とともに演奏

 

の可能性を狭めてしまうのです。

 

「使いにくい股関節を酷使して身体を支え、左右のバランスをとること」「深い呼吸がしたくとも、胸が張り過ぎ

 

ていて息が入らない」「背中も使って大きく豊かに表現したいのに、肩甲骨周りが固く、腕や指先だけで頑張

 

ってしまう」・・・・etc.まだまだ沢山ありますが、こんな状態は明らかに無意識に感じているストレスです。

 

言い方を変えると、演奏表現と身体の使い方のコンディショニングが上手くいっていないということになり

 

ます。

 

 

ではどうすればよいのでしょう?

 

1.姿勢について見直すことでマイナスの要因を取り除いて行き

2.新たに身体をしっかりと支えることのできる体幹の意識(インナーマッスルの意識)をつけ

3.そしてその意識を使って身体を上手くコントロールできるようにしていくと

 

これまで以上に自由に気持ち良く演奏できるようになります。

 

表現の幅が広がってきますから、そこからまた良いインスピレーションが湧いてくるという良い連鎖反応が起

 

きてきます。

 

まさに<マイナスをプラスに変えていく>ことができます。

 

もっと言えば、マイナスを知ることによってプラスを招くことができるのです。

 

自分にとってマイナスになっている部分を知ることを恐れないで欲しいと、いつも私は思います。

 

 

Salon.Kでは、ピラティスをベースにした身体コンディショニングをご指導させていただいています。

 

ピラティスは身体コンディショニングに最適な方法の一つであると考えているからです。

 

マイナスをプラスに変える・・・ぜひ実現してほしいです。

 

 

このたび定期的に開催することになりました『音楽家のためのピラティス』

 

今回は≪ピアニストのボディコンディショニング≫として、パーソナルレッスン枠で募集いたします。

 

限定2名様まで。

 

詳しくはセミナースケジュールの欄をご覧ください。

 

「音楽家のためのピラティス」主催

 ≪ピアニストのボディコンディションニング≫

期日:2015年7月3日(金)10:00~11:00,11:00~12:00

レッスン:パーソナルレッスン 1時間 

募集:限定2名様

場所:岡山ルーテル教会