11/19に、「コレオグラフィー研究会」の研究発表会を行ないました。
この研究会は、[演奏]を、身体を整えるところから考えさらに良いパフォーマンスや表現力を目指して、
「音楽家のための身体調整」と「演奏の実技レッスン」の両方を、専門家を対象に行っている講座で、
発足から3年が経ちました。
声楽、ピアノの演奏と口頭での研究発表でしたが、そのどれもが、3年間取り組んだ充分な成果が感じら
れる発表でした。
メンバーの言葉から、いくつかご紹介します。
・「音楽」と「身体」と「心」の繋がりがいかに大事なことかを実感している。
・本番中、息の支えが確かなものとなり、自分を信じることができる。自信が持てるようになった。(声楽)
・実技のレッスンでは、演奏する時に、色合いや触感、空間を縦や横に感じることなどを学べた。
・演奏中、本当に息が入って来た時の感覚が分かるようになった。(ピアノ)
・体幹についての重要性を自らが実感したおかげで、子供のレッスンで、毎回、姿勢やピアノとの距離に注
意している。
・深い音が出せるようになった。音に響きが加えられるようになった。(ピアノ)
他にもたくさんありますが、取り組みの明らかな成果を自分の言葉で語ってくれました。
いつも皆様に申し上げていることですが、
この取り組みは、単なる「姿勢」とか「身体をほぐす」とかいう段階のこととは違います。
「音」を創っていくことがどういうことなのか、それをもっとあらゆる面から考えていくことを提案しています。
そして、実は大変に大事なことなのに、音楽の世界では驚くほど放置されている<身体>というものを、
もっと大切に考えることをお伝えしていきたいと思っているのです。
継続は力になります。
これからも信じて活動をしていきたいと、思っています。
ご興味のある方は、お気軽にご相談下さいませ。
Salon.K
小島裕子
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