このコンサートでご一緒させていただきます川上徹さんは、
2016年CD Blessing Note をリリースされ、宮川彬良氏より絶賛されました。
優しくそっと語りかけてくる冒頭の曲・・・
幼くして盲目となったオーストリアの女性ピアニスト、パラディスの作品と紹介されているこの曲が、
250年以上も前の作品とは信じられなかった。
そして瞬く間にチェロの優しさに包まれてしまう・・・。
宮川彬良氏作曲の”随想曲”は、
プライべートないきさつで生まれた特別な曲だそうですが、
なんて美しい旋律‥‥!!と一度で虜になってしまった。
そしてサンサーンスの白鳥では、
その瞬間、瞬間で、川上さんの音楽のはかり知れない深さを、まざまざと感じてしまう・・・。
他にも、魅力あふれる曲の数々が、
丁寧に、そして祈りの言葉として語られてくる。
すべてが深い息とともに・・・・。
いうまでもなく、共演のピアニスト米川幸余さんの細やかさと思いやりに溢れた美しいピアノには、
いつも聴き惚れてしまう。
数年前に有り難いご縁をいただき、室内楽をご一緒いたしましたが、
初めて川上さんの音を耳にした時の感動は今でも忘れません。
はかり知れないご研究と、世界の多くの巨匠のもとで積まれたご研鑚の数々。
それだけでも素晴らし過ぎるのに、
珈琲と愛犬をこよなく愛されるその飾らないお人柄は、
私でも近くに寄れるような錯覚をしてしまうほど・・・。
このたびの演奏会は、
そんな素晴らし過ぎるチェロと、私のピアノのアンサンブルのコンサートです。
どうぞ皆様、
2017年10月8日(日):岡山市の中心部にある音楽空間『tonica』
10月9日(日):玉野市児島の音楽サロン『Sion』
そして、
2018年1月28日(日):東京・三軒茶屋 音楽空間『Salon TESSERA』
今から、ご予定に組み入れて頂きまして、ぜひコンサートにお運び下さいませ。
小島裕子